海外FXのスワップポイントを比較!計算方法や両建てについても解説

スワップポイントとは、2つの通貨間の金利差から生じる損益のことです。

高金利通貨を買い、低金利通貨を売ることで利益を得られます。

海外FXは、国内FXと比べて高いレバレッジを活用でき、豊富な取扱通貨ペアにより少額から効率的にスワップポイントを稼げます

この記事では、海外FXのスワップポイントの仕組みや計算方法、おすすめの業者などを解説します。

なお、「まずはボーナスを使用して業者の使用感を試したい」という方は「海外FXの口座開設ボーナス最新情報!おすすめ業者を徹底比較【2024年】」を参考にしてくださいね。

目次

海外FXのスワップポイントとは?

海外FXのスワップポイントは、為替取引において重要な要素の一つです。

スワップポイントを理解することで、初心者でも効果的な投資戦略を立てることができます。

ここでは、海外FXのスワップポイントの基本的な仕組みから計算方法、高金利通貨ペアまで詳しく解説していきます。

海外FXのスワップポイントの仕組み

海外FXのスワップポイントとは、2つの通貨間の金利差から生じる損益です。

例えば、日本円(低金利)とメキシコペソ(高金利)のペアで取引を行う場合、メキシコペソを買い、円を売るポジションを持つことで、プラスのスワップポイントを得ることができます

海外FX業者によってスワップポイントの金額は異なりますが、一般的に以下のような特徴があります。

高レバレッジ海外FXは国内FXに比べて高いレバレッジを提供するため、少額の資金でも大きなスワップポイントを得られる可能性があります。
通貨ペアの豊富さ海外FX業者は多様な通貨ペアを取り扱っているため、高金利通貨を含む様々な組み合わせでスワップポイント運用が可能です。
スワップフリー口座一部の海外FX業者では、一定の条件下でスワップポイントが発生しない口座タイプを提供しています。
海外FXのスワップポイントの特徴

このように、海外FXのスワップポイントは投資戦略の幅を広げる重要な要素となっています。

スワップポイントの計算方法

海外FXのスワップポイントの計算方法を理解することで、どれくらいの収益が得られるかがわかります。

スワップポイントで得られる損益は、以下の計算式により簡単に計算できます。

損益の計算式
  • 〇〇/JPY(円)の場合:スワップポイント÷通貨単位×保有通貨×100
  • 上記以外の場合:スワップポイント÷通貨単位×保有通貨×(右にある通貨/円のレート)

スワップポイントはFX業者や通貨ペアによって1万通貨あたり、10万通貨あたりなど通貨単位が異なるため、計算する前に各業者のサイトを確認しましょう。

MYFX編集部

海外FX業者では10万通貨あたり、国内FX業者では1万通貨あたりで記載されていることが多いです。

例えば、USD/JPY(ドル円)のロング(買い)のスワップポイントを計算する場合を見てみましょう。

スワップポイントや為替レートは変動するため、ここでは以下の値で計算します。

項目
スワップ値5
通貨単位10万通貨
ロット数10万通貨(1ロット)

これらの条件を踏まえた損益の計算例は、以下の通りです。

計算例
  • 損益(円):5÷10万通貨×10万通貨×100=500円

この場合、1日あたり500円のスワップポイントが発生します。

MYFX編集部

実際のスワップポイントは業者によって異なるため、取引前に必ず確認しましょう。

スワップポイントの計算を正確に行うことで、以下のようなメリットがあります。

メリット
  • 長期保有の収益性を事前に予測できる
  • 複数の海外FX業者のスワップポイントを比較しやすくなる
  • 通貨ペアごとの投資効率を把握できる

スワップポイントを計算すれば、計画的に取引できるのでおすすめです。

スワップポイントが高い通貨ペア

海外FXでスワップポイント運用を行う際は、高金利通貨を含む通貨ペアを選びましょう。

スワップポイントが高い通貨ペアを知ることで、より多くの利益を得られます。

通貨ペア特徴
TRY/JPY(トルコリラ/円)トルコの高金利政策により、高いスワップポイントが期待できる
MXN/JPY(メキシコペソ/円)メキシコの比較的高い金利により、安定したスワップポイントが得られる
ZAR/JPY(南アフリカランド/円)南アフリカの金利政策により、高スワップが期待できる
AUD/JPY(豪ドル/円)オーストラリアの金利が日本より高いため、プラスのスワップポイントが得られる
一般的にスワップポイントが高い通貨ペアの例

ただし、スワップポイントが高い通貨ペアには以下のリスクも存在します。

リスク
  • 為替レートの変動が大きい場合がある
  • 政治経済の不安定さにより、急激な金利変更が行われる可能性がある
  • 新興国通貨が多いため、流動性が低い場合がある

このため、スワップポイントだけでなく、為替変動リスクも考慮に入れた運用が必要です。

また、海外FX業者によってスワップポイントが異なるため、複数の業者を比較検討することをおすすめします。

【2024年最新】スワップポイントが高い海外FX業者おすすめランキング

海外FXでスワップポイント運用を行う際、高いスワップポイントを提供する業者を選ぶことが重要です。

ここでは、2024年最新の情報に基づいて、スワップポイントが高い海外FX業者のおすすめランキングを紹介します。

スワップポイントが高いおすすめ業者ランキング

1位:AXIORY

引用:Axiory公式サイト

AXIORYは、高いスワップポイントと信頼性の高さで知られる海外FX業者です。

特に米ドル/メキシコペソやユーロ/メキシコペソなどの高金利通貨ペアで高いスワップポイントを提供しています。

AXIORYの主な特徴
  • 高スワップポイント:特にUSD/MXN、EUR/MXNで高水準
  • レバレッジ:最大1:400
  • 最小取引単位:0.01ロット(1,000通貨)
  • 取扱通貨ペア:59種類
  • スプレッド:USD/JPYで0.8pips~

スワップポイントは以下の通りです。

通貨ペア買いスワップ(1万通貨あたり)売りスワップ(1万通貨あたり)
USD/JPY84.42円-253.6円
EUR/USD-124.74円12.17円
GBP/JPY104円-303円
AXIORYのスワップポイント

AXIORYは、高いスワップポイントと低スプレッドを両立しており、スワップポイント運用に適した環境を提供しています。

また、会社の資産と顧客資産を分別管理しているため、資金の安全性も高いです。

2位:XMTrading

引用:XMTrading公式サイト

XMTradingは、日本人トレーダーに人気のある海外FX業者です。

豊富な取引通貨ペアと高いスワップポイントが特徴で、初心者から上級者まで幅広いトレーダーに支持されています。

XMTradingの主な特徴
  • 高スワップポイント:主要通貨ペアで安定して高水準
  • レバレッジ:最大1:1000
  • 最小取引単位:0.01ロット(1,000通貨)
  • 取扱通貨ペア:55種類
  • スプレッド:USD/JPYで0.2pips~

スワップポイントは以下の通りです。

通貨ペア買いスワップ(1万通貨あたり)
※ゼロ口座の場合
売りスワップ(1万通貨あたり)
※ゼロ口座の場合
USD/JPY97.7円-344.3円
EUR/USD-118.11円26.43円
GBP/JPY100.9円-422.1円
XMTradingのスワップポイント

XMTradingは、高いスワップポイントに加えて、豊富なボーナスやキャッシュバックプログラムも提供しています。

ボーナスを受け取りながらスワップポイントで運用したい人におすすめです。

3位:ThreeTrader

引用:ThreeTrader公式サイト

ThreeTraderは、スワップポイントが高くスプレッドも低いため、多くのユーザーが使用しています。

特にメジャー通貨ペアでのスワップポイントが高いのが特徴です。

ThreeTraderの主な特徴
  • 高スワップポイント:メジャー通貨ペアで高水準
  • レバレッジ:最大1:1000
  • 最小取引単位:0.01ロット(1,000通貨)
  • 取扱通貨ペア:60種類スプレッド:USD/JPYで0.0pips~

スワップポイントは、以下の通りです。

通貨ペア買いスワップ(1万通貨あたり)売りスワップ(1万通貨あたり)
USD/JPY64.3円-132円
EUR/USD-47.6円20.7円
GBP/JPY81円-171.6円
ThreeTraderのスワップポイント

ThreeTraderは、メジャー通貨ペアでの高スワップポイントと極めて低いスプレッドを両立しています。

短期的なトレードとスワップポイント運用を組み合わせて投資したい人におすすめの海外FX業者です。

4位:TitanFX

引用:Titanfx公式サイト

TitanFXは、安定した高スワップポイントと豊富な取引ツールで知られる海外FX業者です。

特に、多様な通貨ペアでバランスの取れたスワップポイントを提供しています。

TitanFXの主な特徴
  • 安定した高スワップポイント:多くの通貨ペアで競争力のある水準
  • レバレッジ:最大1:1000
  • 最小取引単位:0.001ロット(100通貨)
  • 取扱通貨ペア:60種類
  • スプレッド:USD/JPYで平均0.33pips

スワップポイントは以下の通りです。

通貨ペア買いスワップ(1万通貨あたり)売りスワップ(1万通貨あたり)
USD/JPY110.5円-257.2円
EUR/USD-121.5円35円
GBP/JPY128.4円-306.1円
TitanFXのスワップポイント

TitanFXは、幅広い通貨ペアで安定したスワップポイントを提供しているため、分散投資を行いたい投資家に適しています。

また、MT4やMT5など多様な取引プラットフォームを提供しており、自動売買で運用したい人にもおすすめの海外FX業者です。

5位:FXGT

引用:FXGT公式サイト

FXGTは、高いスワップポイントと高額なボーナスで、多くのユーザーが使用している海外FX業者です。

特に、高金利通貨ペアでのスワップポイントが高いのが特徴です。

FXGTの主な特徴
  • 高スワップポイント:特に高金利通貨ペアで高水準
  • レバレッジ:最大1:1000
  • 最小取引単位:0.01ロット(1,000通貨)
  • 取扱通貨ペア:50種類以上
  • スプレッド:USD/JPYで0.9pips~

スワップポイントの例は、以下の通りです。

通貨ペア買いスワップ(1万通貨あたり)売りスワップ(1万通貨あたり)
USD/JPY59.3円-373.8円
EUR/USD-140.6円28.32円
GBP/JPY74.5円-437.8円
FXGTのスワップポイント

FXGTは、高金利通貨ペアでの高いスワップポイントに加えて、豊富な入金ボーナスやキャッシュバックプログラムも提供しています。

これらを組み合わせることで、より効率的なスワップポイント運用が可能です。

なお、スワップポイント以外で総合的に海外FX業者を比較したい方は「海外FX業者おすすめランキング!優良で人気の海外口座を徹底比較」を参考にしてください。

海外FXのスワップポイント運用法・稼ぐコツ

海外FXでスワップポイントを効率的に稼ぐためには、いくつかのコツがあります。

ここでは、スワップポイント運用の基本的な方法と、より多くの利益を得るためのテクニックを紹介します。

金利差の大きい通貨ペアで運用する

スワップポイントを最大化するためには、金利差の大きい通貨ペアを選択することが重要です。

一般的に、新興国通貨と先進国通貨のペアが高いスワップポイントを生み出します。

金利差の大きい通貨ペアの例
  • TRY/JPY(トルコリラ/円)
  • MXN/JPY(メキシコペソ/円)
  • ZAR/JPY(南アフリカランド/円)
  • NZD/JPY(ニュージーランドドル/円)

これらの通貨ペアでは、高金利通貨を買い、低金利通貨を売ることで高いスワップポイントを得ることができます。

ただし、金利差の大きい通貨ペアはリスクが高いため、特に以下の点について注意しましょう。

注意点対策
為替変動リスクが高い適切なリスク管理を行い、ポジションサイズを調整する
流動性が低い場合がある取引量の多い時間帯を選んでトレードする
金利政策の変更リスク経済指標や中央銀行の動向を常にチェックする

金利差の大きい通貨ペアで運用することで、より高いスワップポイントを得られる可能性が高まります。

スワップポイントの高い海外FX業者を利用する

スワップポイントは海外FX業者によって大きく異なります。

効率的に運用するためには、高いスワップポイントを提供する業者を選ぶことが重要です。

スワップポイントの高い業者を選ぶ際のポイント
  • 複数の業者のスワップポイントを比較する
  • 定期的にスワップポイントの変更をチェックする
  • 業者の信頼性や安全性も考慮する
  • 取引コスト(スプレッドや手数料)も併せて確認する

例えば、先ほど紹介したAXIORY、XMTrading、ThreeTraderなどは、高いスワップポイントを提供している海外FX業者として知られています。

ただし、以下の点に注意が必要です。

注意点対策
スワップポイントは変動する定期的に各業者のスワップポイントを確認する
高スワップと引き換えに他の条件が悪い場合があるスプレッドや取引環境なども総合的に評価する
業者によってスワップポイントの計算方法が異なる各業者の計算方法を理解し、正確に比較する

スワップポイントの高い海外FX業者を選ぶことで、同じ取引量でもより多くの利益を得られるでしょう。

複数の通貨ペアに分散投資してリスクヘッジ

スワップポイント運用において、リスク管理は非常に重要です。

一つの通貨ペアに集中投資するのではなく、複数の通貨ペアに分散投資することで、リスクを軽減できます。

分散投資の例を紹介するので、参考にしてください。

通貨ペア特徴配分例
TRY/JPY高スワップ、高リスク30%
AUD/JPY中程度のスワップ、比較的安定30%
USD/JPY低スワップ、安定20%
EUR/USD主要通貨ペア、流動性高い20%
分散投資の例

このように、高リスク高リターンの通貨ペアと安定した通貨ペアを組み合わせることで、全体的なリスクを抑えつつ、安定した収益を狙うことができます。

ただし、以下の点に注意が必要です。

注意点
  • 各通貨ペアの相関関係を理解する
  • 定期的にポートフォリオを見直し、必要に応じて調整する
  • 市場環境の変化に応じて柔軟に配分を変更する

分散投資を行うことで一つの通貨ペアの急激な変動によるリスクを軽減し、より安定したスワップポイント運用ができます

通貨ペア別で海外FX口座のスワップ比較

海外FXでスワップポイント運用を行う際は、各通貨ペアのスワップポイントを比較しましょう。

ここでは、主要な通貨ペアについて、各海外FX業者のスワップポイントを比較し、その特徴を解説します。

ドル円(USD/JPY)

ドル円(USD/JPY)は、最も取引量の多い通貨ペアの一つで、比較的安定したスワップポイントを提供しています。

主な海外FX業者のスワップポイントは、以下の通りです。

海外FX業者買いスワップ(1万通貨あたり/日)売りスワップ(1万通貨あたり/日)
AXIORY84.42円-253.6円
XMTrading97.7円-344.3円
ThreeTrader64.3円-132円
TitanFX110.5円-257.2円
FXGT59.3円-373.8円

ドル円のスワップポイントの特徴は、以下の通りです。

ドル円のスワップポイントの特徴
  • 買いポジションでプラスのスワップポイントが得られる
  • 売りポジションではマイナスのスワップポイントが発生する
  • 業者間で比較的大きな差がある

ドル円でのスワップポイント運用は、比較的リスクが低く、安定した収益を期待できます

特に、TitanFXやXMTradingは海外FX業者のなかでも高いスワップポイントを提供しています。

ユーロドル(EUR/USD)

ユーロドル(EUR/USD)は、世界で最も取引量の多い通貨ペアです。

主な海外FX業者のスワップポイントは、以下の通りです。

海外FX業者買いスワップ(1万通貨あたり/日)売りスワップ(1万通貨あたり/日)
AXIORY-124.74円12.17円
XMTrading-118.11円26.43円
ThreeTrader-47.6円20.7円
TitanFX-121.5円35円
FXGT-140.6円28.32円

ユーロドルのスワップポイントの特徴は、以下の通りです。

ユーロドルのスワップポイントの特徴
  • 現在は売りポジションでプラスのスワップポイントが得られる
  • 買いポジションではマイナスのスワップポイントが発生する
  • 金利差が小さいため、スワップポイントの絶対値は比較的小さい

ユーロドルでのスワップポイント運用は、為替変動リスクが比較的低いものの、スワップポイントが少ないため、大きな収益を期待するのは難しいでしょう。

ポンドドル(GBP/USD)

ポンドドル(GBP/USD)は、主要通貨ペアの一つで、比較的高いボラティリティを持つことで知られています。

主な海外FX業者のスワップポイントは以下の通りです。

海外FX業者買いスワップ(1万通貨あたり/日)売りスワップ(1万通貨あたり/日)
AXIORY-83.54円-37.6円
XMTrading
(ゼロ口座)
-76.20円-32.32円
ThreeTrader-21円-11円
TitanFX-68.3円-52.4円
FXGT-31.54円-75.63円

ポンドドルのスワップポイントの特徴は、以下の通りです。

ポンドドルのスワップポイントの特徴
  • 多くの業者で買い・売り両方のポジションでマイナスのスワップポイントが発生
  • スワップポイントの絶対値は比較的小さい
  • 業者間の差が小さい

ポンドドルは、買い・売り両方でマイナスのスワップポイントが発生するため、スワップポイント目的での運用には適していません

ユーロ円(EUR/JPY)

ユーロ円(EUR/JPY)は、ユーロと円の金利差を反映したスワップポイントが特徴的です。

主な海外FX業者のスワップポイントは以下の通りです。

海外FX業者買いスワップ(1万通貨あたり/日)売りスワップ(1万通貨あたり/日)
AXIORY74.79円-191.1円
XMTrading53.5円-283.5円
ThreeTrader39.2円-107.4円
TitanFX85.7円-193.6円
FXGT53.2円-296.1円

ユーロ円のスワップポイントの特徴は、以下の通りです。

ユーロ円のスワップポイントの特徴
  • 買いポジションでプラスのスワップポイントが得られる
  • 売りポジションではマイナスのスワップポイントが発生する
  • ドル円に比べてスワップポイントの絶対値が小さい

ユーロ円は、適度なスワップポイントと比較的安定した為替変動を組み合わせた運用が可能です。

特にAXIORYやTitanFXなどで高いスワップポイントが期待できます。

ポンド円(GBP/JPY)

ポンド円(GBP/JPY)は、比較的高いボラティリティと魅力的なスワップポイントを持つ通貨ペアです。

主な海外FX業者のスワップポイントは以下の通りです。

海外FX業者買いスワップ(1万通貨あたり/日)売りスワップ(1万通貨あたり/日)
AXIORY104円-303円
XMTrading100.9円-422.1円
ThreeTrader81円-171.6円
TitanFX128.4円-306.1円
FXGT74.5円-437.8円

ポンド円のスワップポイントの特徴は、以下の通りです。

ポンド円のスワップポイントの特徴
  • 買いポジションで比較的高いプラスのスワップポイントが得られる
  • 売りポジションではかなり大きなマイナスのスワップポイントが発生する
  • 業者間でスワップポイントの差が大きい

ポンド円は高いスワップポイントが得られる通貨ペアの一つです。

海外FX業者のなかでは、AXIORYやTitanFXなどで高いスワップポイントが期待できます。

海外FXのスワップポイントの注意点

海外FXでスワップポイント運用を行う際には、いくつかの重要な注意点があります。

これらを理解し、適切に対応することで、より効果的な運用が可能になります。

マイナスになることもある

スワップポイントは、常にプラスになるわけではありません。

金利差や市場環境によっては、マイナスのスワップポイントが発生することがあります。

マイナススワップが発生する主な理由
  • 低金利通貨を買い、高金利通貨を売る場合
  • 金利差が逆転した場合
  • 市場の流動性が低下した場合

マイナススワップへの主な対策は、以下の通りです。

対策内容
通貨ペアの選択金利差が大きい通貨ペアを選ぶ
ポジションの方向高金利通貨を買い、低金利通貨を売る
定期的な確認スワップポイントの変動を常にチェックする
複数通貨ペアの利用リスク分散のため、複数の通貨ペアを使用する
マイナススワップへの主な対策

マイナススワップに注意することで、不要な損失を避け、より効果的なスワップポイント運用が可能になります

経済イベントによってスワップが急変する可能性

スワップポイントは、各国の金融政策や経済状況に大きく影響されます。

重要な経済イベントによって、スワップポイントが急激に変動する可能性があります。

スワップポイントに影響を与える主な経済イベント
  • 中央銀行の金利決定会合
  • 重要経済指標の発表(GDP、インフレ率、雇用統計など)
  • 政治的イベント(選挙、国際紛争など)
  • 金融危機や自然災害

経済イベントへの主な対策は、以下の通りです。

対策内容
経済カレンダーの確認重要イベントの日程を事前にチェックする
ニュースの監視経済ニュースや市場動向を常に把握する
ポジションの調整重要イベント前後でポジションを調整する
ストップロスの設定急激な変動に備えてリスク管理を行う
経済イベントへの主な対策

経済イベントへの適切な対応は、スワップポイント運用のリスクの軽減や安定した収益の獲得につながるでしょう。

スワップは翌日以降に発生する

スワップポイントは、ポジションを翌日以降まで持ち越した場合にのみ発生します。

これは「ロールオーバー」と呼ばれるもので、通常は取引日の終了時(日本時間で翌日の朝)に行われます。

スワップポイントの発生に関する重要ポイント
  • 当日中に決済したポジションにはスワップポイントは付かない
  • 水曜日(木曜日早朝まで)をまたぐ場合、3日分のスワップポイントが発生する
  • 祝日や特別な市場環境下では、スワップポイントの発生タイミングが変更される場合がある

スワップポイント発生のタイミングを考慮した運用戦略は、以下の通りです。

戦略内容
週末持ち越し水曜夜に新規ポジションを持つことで、3日分のスワップを獲得
長期保有スワップポイントを最大化するため、ポジションを長期間保有
スワップカレンダーの活用スワップポイントが3倍になる日を狙ってポジションを調整

スワップポイントの発生タイミングを理解し、効果的に活用することで、より高い収益が得られます

海外FXのスワップポイントに関するよくある質問

海外FXのスワップポイントについて、トレーダーからよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

これらの情報を参考に、より効果的なスワップポイント運用を行ってください。

スワップフリーのおすすめ海外FX業者は?

ExnessやXMTrading(KIWAMI極口座)は、一部の通貨ペアでスワップフリーに対応しています。

スワップフリー口座は、マイナスのスワップを避けたい場合や短期取引をする場合におすすめです。

海外FXのスワップポイントだけで生活することは可能?

理論上は可能ですが、実際にはかなりの資金量と適切なリスク管理が必要です。

スワップポイントだけで生活する際の注意点
  • 必要資金:少なくとも数千万円程度は必要
  • リスク管理:為替変動リスクを考慮したポートフォリオ構築が重要
  • 税金対策:法人化などの軽減策(節税)が必要
  • 市場変動:各国の政策金利などによりスワップポイントが大きく増減する可能性

スワップポイントだけで生活するための目安は、以下の通りです。

月収目標必要資金(概算)前提条件
20万円2,000万円〜5,000万円年利4〜10%程度、レバレッジ1〜3倍
50万円5,000万円〜1億円年利6〜12%程度、レバレッジ2〜4倍
スワップポイントだけで生活するための目安

必要資金から考えて現実的ではないため、他の収入源と組み合わせた運用をしたほうがいいでしょう。

ドル円のスワップポイントが最も高い海外FX業者は?

ドル円(USD/JPY)のスワップポイントは業者によって異なりますが、以下の業者が比較的高いスワップポイントを提供しています。

順位海外FX業者買いスワップ(1万通貨あたり/日)
1TitanFX110.5円
2XMTrading97.7円
3AXIORY84.42円
4ThreeTrader64.3円
5FXGT59.3円
高スワップの海外FX業者

ただし、スワップポイントは市場環境や各業者の方針によって変動するため、常に最新の情報を確認しましょう。

また、スワップポイント以外の要素(スプレッド、取引環境など)も考慮して業者を選択することをおすすめします。

トルコリラ円のスワップポイントが最も高い海外FX業者は?

トルコリラ(TRY)は、高金利通貨です。

1トルコリラ=4円前後と他の通貨と比べて単価が安いため、同じ資金量で多数の通貨を保有できます

MYFX編集部

少額でも比較的高いスワップポイントが得られるでしょう。

トルコリラは為替変動や金利変動リスクが高いため、レバレッジを低めにするなどリスクを抑えて運用しましょう。

海外FXでスワップポイントが付与される時間は何時?

海外FXでのスワップポイントの付与時間は、一般的にニューヨーク市場の取引終了時刻に合わせて設定されています。

日本時間では以下の通りです。

日本でスワップポイントが付与される時間
  • 夏時間(3月第2日曜日〜11月第1日曜日):午前6:00頃
  • 冬時間(11月第1日曜日〜3月第2日曜日):午前7:00頃

スワップポイントの付与時間を把握することで、以下のような戦略を立てることができます。

スワップポイントの付与時間を考慮した戦略例
  • 付与時間直前にポジションを持つことで、最小限の為替リスクでスワップポイントを獲得
  • 週末を跨ぐ場合、3日分のスワップポイントが付与される水曜夜にポジションを持つ
  • 長期保有の場合、スワップポイント付与後にポジションを調整する

自分のトレードスタイルに合わせて、上手く活用しましょう。

両建てとスワップで稼げる?

両建てとスワップを組み合わせた運用は、プラスのスワップがマイナスのスワップを上回らない限り、稼げません。

ここで紹介した業者と通貨ペアでは、いずれもマイナススワップのほうが大きいため、両建てでスワップポイントを稼ぐことはできません。

サヤ取りで価格変動のリスクは相殺できる?

サヤ取り(アービトラージ)は、異なる市場や商品間の価格差を利用して利益を得る取引手法です。

FXにおけるサヤ取りは価格変動リスクをある程度相殺できますが、完全なリスクフリーではありません。

FXでのサヤ取りの特徴
  • 異なる業者間の価格差を利用
  • 瞬時の取引が必要で、高度な自動売買システムが必要な場合が多い
  • スプレッドや取引コストが利益を相殺する可能性がある
  • 一部の海外FX業者では禁止されている

サヤ取りの例は、以下の通りです。

業者A業者B行動結果
USD/JPY 買い110.00USD/JPY 売り110.05Aで買い、Bで売る0.05円の利益
サヤ取りの例

サヤ取りは理論上、価格変動リスクを相殺できますが、以下の点に注意しましょう。

注意点
  • 取引タイミングのズレによるリスク
  • 価格差が小さい場合、取引コストで利益が相殺される
  • 流動性の低い市場では実行が難しい
  • 規制リスク(一部の業者や国では禁止されている)

サヤ取りは高度な技術と経験が必要な取引手法であり、一般的なスワップポイント運用とは異なります。

初心者は、基本的なスワップポイント運用から始めることをおすすめします

まとめ

海外FXのスワップポイント運用は、金利差を活用して利益を得る投資戦略です。

高金利通貨ペアの選択、スワップポイントの高い業者の利用、リスク分散が重要なポイントとなります。

ただし、為替や政策金利の変動などによりスワップポイントが変わるため、通貨ペアや業者の比較、マイナススワップの回避、適切なポジション管理を意識して運用しましょう

MYFX編集部

スワップポイントだけで生活することは理論上可能ですが、相当な資金量とリスク管理能力が求められます。

まずは少額から始め、徐々に経験を積むことをおすすめします。

この記事を書いた人

MYFXメディアは、MYFXMarketsが運営する海外FXの総合情報サイトです。
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また、最新の海外FXの情報や実践的な取引戦略など、幅広いトピックスを分かりやすく解説しています。

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