MT5対応のおすすめ海外FXブローカー!国内で使える会社も紹介
- 「MT5の性能や特徴が知りたい」
- 「MT5に対応しているおすすめの海外FX業者を教えて欲しい」
- 「基本的な使い方を理解したい」
海外FXでMT4を利用する中で、MT5への乗り変えを検討している方の中には、上記のような悩みを抱える人は多いはず。
しかしMT5に対応していない業者が多いことや、MT4との違いが分からないために最初の一歩を踏み出せないトレーダーは多いのです。
そんな人に向けて、当記事ではMT5に対応したおすすめの海外FX業者を中心に、MT5の特徴や使い方まで詳しく解説します。
この記事を読めば、MT5について以下のことが分かるため、初めてMT5を使う人も安心して利用し始められるはず。
ぜひ当記事を参考に、高性能な取引ツールであるMT5を使って、より快適な海外FXトレードをしてみましょう。
海外FXのMT5とは?
MT5(メタトレーダー5)とは、2010年6月にMetaQuotes社によってリリースされたMT4の後継となる高性能な取引ツールです。
MT4とは異なり、国内のFX業者では取り扱いが少ないため、MT5を使うなら海外FX業者を利用するのがおすすめ。
FX取引を行う際に必須ツールになるため、ここでは海外FXのMT5について以下3つを解説します。
MT5の基本機能と特徴
MT5は、FXや先物取引などの金融商品を取引する際に利用できる、MT4以上に高性能なツールです。
国内FX業者での取り扱いは少ないですが、海外FX業者では多くの業者がMT5に対応しています。
- 特徴的な機能
- ミニチャート表示
- チャートのドッキング解除
- 経済指標カレンダー
- マルチプラットフォーム対応
MT5では、複数の時間足チャートを同じ画面に表示できたり、複数のプラットフォームに対応していたりと使いやすいのが特徴です。
経済指標カレンダーで重要指標も確認できるため、値動きが激しくなる経済指標発表時にも対応できます。
FXで利益を出したいと考えているなら、高性能で使いやすいMT5の利用がおすすめです。
海外FX業者でMT5を利用するメリット
海外FX業者でMT5を利用した取引には、以下のようなメリットがあります。
- 動作速度が速い
- インジケーターや描画ツールの種類が多い
- 分析できる時間足が多い
- 複数の時間足チャートを同じ画面上で分析できる
MT5は分析に使えるツールが豊富なため、MT4よりも詳細なテクニカル分析ができます。
たとえば、豊富なインジケーターから、自分のトレードスタイルに適したツールを選択できます。
さらに、複数の時間足を見て取引できるため、より分析の精度も高められるでしょう。
海外FX業者でMT5を利用するデメリットと注意点
海外FX業者のMT5はMT4以上に高性能なツールで、メリットも多いですが、デメリットと注意点もあるので確認しておきましょう。
MT5のデメリットと注意点は以下のとおりです。
- 操作が複雑
- MT4との互換性の問題
- カスタムツールの不足
- 対応していないインジケーターも多い
- 対応していない海外FX業者もある
MT5は高性能ですが、一方で使いこなすには時間が必要です。
MT4と比較すると、カスタムツールや対応業者が少ないため、これまでMT4を使ってきたトレーダーは異なる環境で取引することになる点には注意しましょう。
また、MT5はリリースされてから日が浅いため、MT4では使えたインジケーターがまだ対応していない場合があります。
さらに、そもそもMT5に対応していない海外FX業者も多い点にはご注意ください
海外FX業者のMT5とMT4の違いを比較
MT5はMT4よりも新しい取引ツールですが、現状はどちらも利用しているトレーダーがいます。
ここでは、MT5とMT4の違いについて以下3つを解説します。
取引機能の違い
MT5とMT4は、取引機能に以下の違いがあります。
項目項目 | MT5 | MT4 |
---|---|---|
動作スピード | 早い | 遅い |
時間足 | 21種類 | 9種類 |
気配値ウィンドウ | 機能が多い | 機能が少ない |
板情報 | あり | なし |
インジケータ | 38種類 | 30種類 |
カスタムインジケータ・EAの数 | 少ない | 豊富 |
モバイルアプリ | 機能が多い | 機能が少ない |
実際に比較すると、ほとんどの項目でMT5の方が優れていることが分かります。
MT5は豊富な時間足やインジケーターを標準搭載しているため、取引を有利に進めやすい環境だといえるでしょう。
一方でMT5はまだ対応しているカスタムインジケータ・EAが少なめな点には注意が必要です。
MT4・MT5で取引可能な通貨ペア・銘柄数を比較
MT5とMT4の通貨ペア・銘柄数は、利用する海外FX業者によっても異なりますが、一般的にはMT5の方が豊富な通貨ペアを取り扱っています。
たとえば、海外FX業者の「Exness」の提供している通貨ペア・銘柄数は以下のとおりです。
口座タイプ | MT4 | MT5 |
---|---|---|
スタンダード | 206銘柄 | 227銘柄 |
スタンダードセント | 36銘柄 | – |
プロ | 207銘柄 | 228銘柄 |
ロースプレッド | 185銘柄 | 206銘柄 |
ゼロ | 183銘柄 | 204銘柄 |
Exnessの通貨ペアを確認すると、口座タイプによって違いはありますが、基本的にはMT4よりもMT5の方が取引できる銘柄は多いとわかります。
様々な銘柄を取引したい、取引の機会を少しでも増やしたいという人にも、MT5はおすすめの取引ツールです。
EAや自動売買の違い
MT5・MT4はどちらも、EA・自動売買を用いた投資戦略を取れます。
MT5とMT4のEA・自動売買に関する主な違いは以下のとおりです。
項目 | MT5 | MT4 |
---|---|---|
プログラミング言語 | MQL5言語 | MQL4言語 |
バックテスト機能 | 高速 | 遅い |
EA数 | 少ない | 多い |
マルチタイムフレーム | 対応 | 非対応 |
処理速度 | 高速 | 遅い |
カスタムインジケーター | 高速 | 遅い |
基本的な性能はMT5の方が高いため、自身のトレードスタイルにあったEAや自動売買ツールがある場合は、MT5がおすすめです。
ただし、MT4の方が使われてきた期間が長いため、対応したEAの種類が多く選択肢は広いです。
MT4については「MT4対応の海外FX業者おすすめ比較!特徴や選び方も解説」で詳しく解説しています。
【2024年最新】MT5対応のおすすめ海外FX業者ランキング
MT5はMT4と比較すると新しいツールなので、海外FX業者によっては取り扱っていないケースがあり、注意が必要です。
ここでは、MT5に対応している中でも、特におすすめの海外FX業者をランキング形式で紹介します。
おすすめの海外FX業者①Vantage
MT5/MT4 | 対応 |
---|---|
最大レバレッジ | 2,000倍(プレミアム口座) |
FX通貨ペア数 | 62銘柄 |
金融ライセンス | 4つの金融ライセンスを保有(ASIC、FCA、CIMA、FSCA) |
ボーナス | ・口座開設ボーナス:15,000円 ・入金ボーナス:最大120%(初回)、50%(2回目)、20%(3回目以降) |
取引手数料 | 無料(RAW ECN口座は6ドル) |
無料VPS | あり(条件あり) |
日本語対応 | あり |
サポート体制 | 24時間日本語サポート(メール) 日本語ライブチャット(平日9:00-17:00) |
MT5に対応したおすすめ海外FX業者はVantageです。
Vantageは世界172ヶ国で1,500万口座以上を持つ大手FXブローカー。特にスプレッドの狭さと約定力の高さに定評があります。
MT5では業界最狭クラスのスプレッドと最大2,000倍のレバレッジを組み合わせた取引が可能です。特にスキャルピングやデイトレードを行うトレーダーに適しています。
さらに経済指標発表時でも約定力が高く維持され、重要な局面でもスリッページの心配が少ないのが特徴です。
MT5の高度な分析機能と組み合わせれば、短期売買で大きな利益を狙えますね。
また、EA(自動売買)との相性も抜群で、1,000ドル以上の入金で無料VPSも利用可能です。24時間365日、安定した自動売買運用が実現できます。
MT5で本格的なトレードを始めたい方は、まずは15,000円の口座開設ボーナスを使ってVantageの取引環境を体験してみてください。
おすすめの海外FX業者②Exness
MT5/MT4 | 対応 |
---|---|
最大レバレッジ | 無制限 |
FX通貨ペア数 | 約90種類 |
金融ライセンス | ・セーシェル共和国金融庁(FSA) ・英国金融行動監視機構 (FCA) ・キプロス証券取引委員会(CySEC) ・英領バージン諸島金融サービス委員会 (BVI FSC) |
取引手数料 | ・スタンダード口座:無料 ・ロースプレッド口座:往復7ドル |
無料VPS | 条件達成で利用可能 |
日本語対応 | あり |
サポート体制 | ・メール(平日24時間対応) ・チャット(平日朝9時~夜9時) |
Exnessは、MT4・MT5のどちらにも対応している海外FX業者です。
Exnessの特徴は、最大レバレッジが無制限(実質21億倍)であり、少額の資金から利益を狙いたいトレーダーに向いています。
さらにスプレッドの低さも特徴的で、大きな利益を狙いながら取引コストを抑えられる優秀な取引環境です。
MT5だけでなく、ハイレバレッジや低コストといった総合的に高い取引スペックを求めるならExnessがおすすめです。
おすすめの海外FX業者③FXGT
MT5/MT4 | 対応 |
---|---|
最大レバレッジ | 1,000倍 |
FX通貨ペア数 | 53銘柄 |
金融ライセンス | セーシェル金融庁 (FSA) |
ボーナス | ・口座開設ボーナス:20,000円 ・100%入金ボーナス:上限8万円 ・50%入金ボーナス:上限120万円(CryptoMax口座のみ) |
取引手数料 | 無料or7ドル |
無料VPS | なし |
日本語対応 | あり |
サポート体制 | メール・チャット(24時間対応) |
MT5に対応した、3つ目のおすすめ海外FX業者はFXGTです。
FXGTはFX通貨ペアだけでなく、仮想通貨取引にも強みを持っています。
豊富な仮想通貨に対してレバレッジ1000倍を使った取引ができ、ボラティリティの高さとハイレバを活かして一気に利益を狙えます。
さらに7,777円の口座開設ボーナスや、最大約120万円の入金ボーナスなど、豪華なボーナスも利用可能です。
ボ―ナスでリスクを抑えながら、大きなリターンも狙えますね。
ハイレバレッジの取引では精密な分析と、チャンスを逃さないスピードが重要なので、どちらも満たせるMT5との相性は良いでしょう。
MT5を使える業者を探しているなら、一度FXGTの口座開設ボーナスで使用感を試してみてください。
おすすめの海外FX業者④AXIORY(アキシオリー)
MT5/MT4 | 対応 |
---|---|
最大レバレッジ | 2,000倍 |
通貨ペア数 | 約60種類 |
金融ライセンス | ベリーズ金融サービス委員会(FSC) |
ボーナス | 不定期 |
取引手数料 | 無料 or 6ドル |
証拠金維持率 | 20% |
無料VPS | なし |
日本語対応 | あり |
サポート体制 | メール・チャット(24時間対応) |
AXIORY(アキシオリー)は、海外FXのなかでも特に安全性が高く、初心者でも安心して利用できるおすすめの海外FX業者です。
資金管理には信託保全を採用しており、さらに会社役員陣の顔写真付きプロフィールも公開していることから、保証の多さや透明性の高さが信頼性・安全性につながっています。
そんなAXIORYはスプレッドの狭さが特徴的で、多くのスキャルピングトレーダーに好まれる傾向です。
スキャルピングと相性の良いcTraderや、分析がしやすいMT5といった取引ツールが使えるため、取引環境も優秀といえるでしょう。
MT5を始めとする優秀なツールを使ってスキャルピングしたいなら、AXIORYを一度利用してみてください。
おすすめの海外FX業者⑤MYFX Markets
MT5/MT4 | 対応 |
---|---|
最大レバレッジ | 1,000倍 |
通貨ペア数 | 約50種類 |
金融ライセンス | セントビンセント・グレナディーン(SVG) |
ボーナス | 口座開設ボーナス:5,000円 |
取引手数料 | 無料 or 7ドル |
無料VPS | なし |
日本語対応 | あり |
サポート体制 | メール・チャット(24時間対応) |
MYFX Markets(マイエフエックスマーケット)は、2013年に設立された比較的新しい海外FX業者です。
歴史は浅いですが、約定力が高くスプレッドも狭いため、スキャルピングを始めとする幅広い戦略で取引できます。
また、初心者にも使いやすいMT4とMT5の両方に対応しているので、どんなトレーダーも利用しやすい海外FX業者といえるでしょう。
さらに、MT5の性能を活かしやすいスキャルピングや自動売買(EA)に制限がなく、MT5との相性は良い部類です。
取引条件のよい環境でMT5を利用したい方は、MYFX Marketsの利用を検討してみてください。
おすすめの海外FX業者⑥XMTrading
MT5/MT4 | 対応 |
---|---|
最大レバレッジ | 1,000倍 |
FX通貨ペア数 | 約60種類 |
金融ライセンス | ・セーシェル共和国金融庁(FSA) ・モーリシャス金融サービス委員会(FSC) |
ボーナス | ・口座開設ボーナス:13,000円 ・100%入金ボーナス:上限約500ドル ・20%入金ボーナス:上限1万ドル |
取引手数料 | 無料 |
無料VPS | 条件達成で利用可能 |
日本語サポート | 完全対応 |
サポート体制 | ・メール(平日24時間対応) ・チャット(平日朝9時~夜9時) |
XMTradingは2009年から運営されている、歴史あるおすすめの大手海外FX業者です。
安定した運営歴によって日本人利用者も多く獲得しており、海外FXの中でもトップクラスの信頼性といえるでしょう。
MT5・MT4どちらも提供されており、さらに無料VPSも利用できるため、自動売買でのFX取引にも向いています。
そんなXMTradingはボーナスも豊富であり、入金ボーナスを利用すれば、自己資金を用意しなくてもFX取引を始められます。
口座開設するだけでも13,000円のボーナスがもらえるため、初心者でMT5を利用したい方は、まずXMTradingから利用してみましょう。
以上がMT5対応のおすすめ海外FX業者ランキングです。
MT5の有無を含めた海外FX業者の総合ランキングは「海外FX業者おすすめランキング!優良で人気の海外口座を徹底比較」で解説しています。
MT5対応の国内FX業者一覧
国内のFX業者は、各業者ごとに独自の取引プラットフォームを提供しているケースは多いですが、MT5を利用できる場合もあります。
ここでは、MT5対応の国内FX業者について以下3社を紹介します。
OANDA証券
MT5/MT4 | 対応 |
---|---|
最大レバレッジ | ・個人口座:25倍 ・法人口座: 100倍 |
通貨ペア数 | 約30種類 |
金融ライセンス | ・金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第2137号 ・一般社団法人金融先物取引業協会 会員番号1571 ・NFA(全米先物協会) |
ボーナス | 不定期 |
取引手数料 | 無料 |
日本語対応 | あり |
サポート体制 | ・電話サポート ・メールサポート ・チャットサポート |
OANDA証券は、1996年にアメリカ・デラウェア州にて創業された証券会社です。
証券会社としてグローバル展開しており、OANDA Japanとして日本法人を立ち上げ、日本国内に向けたサービスを提供しています。
金融庁のライセンスも取得しているため、安心して利用できるFX業者です。
独自の取引プラットフォームである「fxTrade」だけでなく、MT4とMT5にも対応しており、精度の高い相場分析ができます。
フィリップ証券
MT5/MT4 | ・MT5対応 ※MT4は非対応 |
---|---|
最大レバレッジ | ・個人口座:25倍 ・法人口座:100倍 |
通貨ペア数 | 24種類 |
金融ライセンス | ・金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第127号 ・一般社団法人金融先物取引業協会会員 ・一般社団法人日本投資顧問業協会会員 ・日本証券業協会会員 |
ボーナス | 不定期 |
取引手数料 | 無料 |
日本語対応 | あり |
サポート体制 | ・電話サポート ・メールサポート ・チャットサポート |
フィリップ証券は、グローバルな金融サービスを提供する企業で、世界10カ国以上で事業を展開している証券会社です。
金融庁のライセンスも取得しており、安心して利用できるのも特徴です。
フィリップ証券も「フィリップMT5」という名称でMT5の利用を提供しています。
MT4には対応していませんが、自社メディアでMT5の使用方法や活用方法を詳しく解説しており、初心者でも利用しやすいのが特徴です。
アヴァトレードジャパン
MT5/MT4 | 対応 |
---|---|
最大レバレッジ | ・個人口座:25倍 ・法人口座:100倍 |
通貨ペア数 | 約50種類 |
金融ライセンス | ・金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第1662号 ・一般社団法人金融先物取引業協会会員 (会員番号1574) |
ボーナス | 不定期 |
取引手数料 | 無料 |
日本語対応 | 対応 |
サポート体制 | ・電話サポート ・メールサポート ・チャットサポート |
アヴァトレードジャパンは、各国でサービスを展開するアヴァトレード・グループの日本法人です。
国内で初めてMT5の利用を提供した業者で、低水準スプレッドでFX取引ができます。
また、国内ではめずらしく「NDD方式」を採用しているのも特徴です。
NDD方式とは、トレーダーの注文をインターバンクにそのまま流す取引方式で、その都度最適なレートで取引できます。
MT5に対応している海外FX業者を選ぶ際のポイント
MT5に対応している海外FX業者を選ぶ際、比較しておきたいポイントを抑えておくとよいでしょう。
ここでは、MT5対応の海外FX業者を選ぶ際のポイントについて以下4つを解説します。
海外FX業者のスプレッドと取引手数料の比較
MT5対応の海外FX業者を選ぶ場合、取引コストを抑えるためにも、スプレッドと取引手数料を比較しておきましょう。
手数料は無料でもスプレッドが広い業者や、同じ業者でも口座タイプによっては手数料が異なります。
どちらか一方を比較するのではなく、総合的に見てコストを抑えられるかが重要です。
例としてFXGTでは、スタンダード+口座の手数料は無料ですが、ECN口座は1ロットあたり7ドルの手数料が発生します。
一方で、ECN口座は約定力が高くスプレッドは低いため、スタンダード+口座よりも優れた点も多いです。
スプレッドと手数料を比較する場合は、自分のスタイルに合わせて各口座を比較するとよいでしょう。
海外FX業者のレバレッジと証拠金維持率
MT5に対応している海外FX業者を選ぶ場合は、レバレッジと証拠金維持率の比較も重要です。
レバレッジが高いほど少ない金額も取引額を大きくできるため、利益を出しやすいメリットがあります。
また証拠金維持率は、ポジションを維持するために必要な資金の割合であり、維持率の数値が小さいほど強制ロスカットされにくいです。
下記にて、本記事で紹介している海外FX業者のレバレッジと証拠金維持率を見てみましょう。
海外FX業者 | レバレッジ | ロスカット水準 |
---|---|---|
Vantage | 2000倍 | 0% |
Exness | 無制限 | 0% |
FXGT | 1000倍 | 20~40% |
AXIORY | 2000倍 | 20% |
MYFX Markets | 1000倍 | 20% |
XMTrading | 1000倍 | 20% |
たとえばレバレッジ1000倍の場合は、1万円の証拠金で1000万円相当のポジションを取れるため、少額からでも利益を出せるチャンスがあります。
しかし、ロスカット水準が高いとごく小さな値動きでもロスカットされる可能性が高まるため、ハイレバレッジ取引ではリスクが高くなるのです。
レバレッジと証拠金維持率は、投資戦略を立てるうえでも重要な指標になるので、MT5を利用する際には比較しておきましょう。
海外FX業者のボーナスキャンペーン内容
MT5が利用できる海外FX業者を選ぶ際、ボーナスキャンペーンも比較しておく必要があります。
なぜなら、ボーナスで獲得できる金額によって、用意する自己資金が変わってくるためです。
おすすめの海外FX業者の主なボーナスキャンペーンは以下のとおりです。
海外FX業者 | ボーナスキャンペーン |
---|---|
Vantage | ・口座開設ボーナス:15,000円 ・20~100%入金ボーナス:上限150万円 |
Exness | ・なし |
FXGT | ・口座開設ボーナス:7,777円 ・100%入金ボーナス:上限16万円 ・50%入金ボーナス:上限120万円 |
AXIORY | 不定期 |
MYFX Markets | ・口座開設ボーナス:5,000円 |
XMTrading | ・口座開設ボーナス:13,000円 ・100%入金ボーナス:上限約500ドル ・25%入金ボーナス:上限120万円ドル |
たとえばFXGTの場合、口座ボーナスは7,777円、入金ボーナス最大8万円まで100%のボーナスを獲得できます。
もし10万円の証拠金で取引を開始しようと考えた場合、FXGTのボーナスを活用すれば、自己資金は5万円で済むのです。
このように、MT5に対応している海外FX業者を選択する場合、ボーナスキャンペーンによっては自己資金を用意せずに取引ができるケースもあるので比較しておきましょう。
海外FX業者の日本語サポートの充実度
国内のFX業者ではなく、MT5対応の海外FX業者を選ぶ場合は、日本語サポートが充実しているかどうかも確認しておきましょう。
トラブル時やツールの使用方法に不明点が発生した場合は、日本語で対応できるかどうかが重要です。
たとえば、今回紹介しているおすすめの業者は、チャットやメールを通じて日本語サポートを受けられます。
海外FX業者の利用が不安な場合は、日本人スタッフの電話対応を受けられる国内FX業者の利用を検討してみるのもよいでしょう。
MT5の効果的な使い方とトレード戦略
ここではMT5の効果的な使い方とトレード戦略について以下3つを紹介します。
MT5でのテクニカル分析手法
MT5は高性能なテクニカル分析ツールが提供されているため、あらゆる手法に対応できます。
MT5で利用できる主なテクニカル分析ツールは、以下のとおりです。
テクニカル分析ツール | 主なツール |
---|---|
トレンド系 | ・移動平均線 ・ボリンジャーバンド ・一目均衡表 |
オシレーター系 | ・RSI (相対力指数) ・ストキャスティクス ・MACD (移動平均収束拡散法) ・CCI (コモディティチャネルインデックス) |
ボラティリティ系 | ・ボリンジャーバンド |
描写ツール | ・水平線 ・垂直線 ・トレンドライン ・フィボナッチ係数 |
たとえば、トレンド系の「移動平均線」と描写ツールを利用してドル円のテクニカル分析をしてみましょう。
手法としては、短期間のトレンドフォローを目的とします。
トレンドフォロー戦略とは、市場のトレンド(上昇・下降)を見極め、そのトレンドに合わせて取引を行う戦略です。
まずは、移動平均線を表示させてみましょう。
移動平均線の表示方法は以下のとおりです。
- 表示からナビゲーターを選択
- 指標のトレンド系から「MovingAverage」を探す
- チャート上にドラッグ&ドロップする
つづいて描写ツールを使って、直近の高値と安値、トレンドラインを引いていきます。
描写ツールは、メニュータブの挿入から「オブジェクト」をクリックすると表示されるので、利用したいツールを選択してください。
移動平均線と描写ツールを使うと以下のようなチャートになります。
すべて記載できたら、トレンドフォロー手法にもとづいて分析を行いましょう。
移動平均線を見ると、2本とも上向きになっており、ローソク足は移動平均線の上にあるので、上昇トレンドであると判断できます。
上昇トレンドのため、買いでエントリーをすると仮定したときに目安にするのが、前回安値やトレンドラインです。
画像の場合は、移動平均線とトレンドラインの距離が近いため、損切の目安も立てやすいでしょう。
今回は移動平均線と描写ツールを使って、トレンドフォローの観点からテクニカル分析を行いましたが、MT5はさまざまなツールを利用できるため自分にあった手法を探してみてください。
MT5対応EAの利用・活用方法
MT5はMT4と同様に、自動売買(EA)を活用することで、利益を出すチャンスが増えます。
なぜなら自動売買は裁量取引とは異なり、感情に左右されず、機械的に24時間取引できるためです。
MT5にEAを導入するには以下の手順を踏みます。
詳細を見ていきましょう。
①EAソフトをダウンロード
まずは、EAのダウンロードを行います。
MT5を開き画面右下の「市場」を選択して、EAをダウンロードしましょう。
有料、無料どちらもあるので、口コミを調べながらお好きなEAをダウンロードしてください。
②ダウンロードしたEAをMT5のファイルに移動する
次にMT5のメニューバー「ファイル」から「データフォルダ開く」を選択します。
データフォルダの「MQL5」から「Experts」フォルダをダブルクリックして開き、ダウンロードしたEAをドラッグ&ドロップして移動させましょう。
③EAの移動に後再起動を行う
EAを移動したあとは、MT5の再起動を行います。
メニューバーのファイルから「閉じる」を選択して終了し、再度MT5を起動しましょう。
④MT5のメニューから「オプション」を設定する
つづいて、メニューバーのツールから「オプション」を選択して、EAの設定を行います。
オプションの「エキスパートアドバイザー」のタブから、以下にチェックを入れてEAのオプションを設定しましょう。
- アルゴリズム取引を許可
- DLLの使用を許可する(信頼できるアプリケーションのみで有効)
⑤チャートを表示してEAを設置する
EAのオプション設定を行ったあとは、チャートを表示してチャート上にEAを設置します。
気配値表示から希望の銘柄を右クリックして「チャートウィンドウ」を選択してください。
ウィンドウ内の「エキスパートアドバイザ(EA)」を選択して、設置しておいたEAをチャート上にドラッグ&ドロップします。
⑥アルゴリズム取引の許可を行う
EAのメニューが表示されたあとは、アルゴリズム取引の許可を行います。
メニュー上部の共有タブから「アルゴリズム取引を許可」にチェックを入れてOKをクリックしてください。
⑦自動売買(EA)を実行する
最後に自動売買(EA)取引を実行します。
MT5のメニューバーに表示されている「アルゴリズム取引」を選択して、自動売買(EA)を実行してください。
緑マークがつけば、自動売買が開始されている状態です。
これでEAの利用が可能になり、取引に活用可能です。
EAソフトには様々な種類があり、ソフトによって取引内容も異なります。
1つのEAだけでなく複数を試して、自分のトレードスタイルにあったEAソフトを探し、活用してください。
関連:海外FXの自動売買とは?おすすめ業者ランキングから始め方まで徹底解説
MT5のチャート機能を使いこなす
MT5のチャート機能を使いこなすためのポイントを絞って紹介します。
ここでは以下3つのチャート機能を紹介します。
複数チャートの活用
MT5では複数のチャートを同時に表示できるため、異なる通貨ペアや時間枠を組み合わせて、総合的な分析ができます。
画像のように同じ通貨の異なる時間足を同時に表示できるため、分析の精度が上がります。
チャートのドッキング機能
MT5はチャートのドッキング機能を解除することで、画面を枠外に配置できます。
複数モニターを使用して、チャート分析を行う場合に活用できる機能です。
ドッキング中は、以下のように枠内にチャートが収まっています。
一方でドッキング機能を解除すると、以下のようにチャートがずれて、自由に画面を配置できます。
ドッキング機能は、チャート上で右クリックして「ドッキング」を選択するだけでできるので、複数モニターを利用している場合は、試してみてください。
チャートの背景色・ローソク足の色変更
MT5でチャート分析をする際、初期設定だと背景色やローソク足の色が見にくいと感じる方もいるでしょう。
MT5では、チャートごとに自分の見やすい色に変更できます。
たとえば、以下の画像は、上が初期設定・下は色を変更したチャートです。
チャートの配色を変更するには、メニューバーの「チャート」から「プロパティ」を選択すると設定画面に移れます。
MT5を用いてチャート分析する場合は、配色の見やすさも重要なので、自身が分析しやすい配色を探してみるとよいでしょう。
海外FXのMT5に関するよくある質問
最後に海外FXのMT5についてよくある質問を4つ紹介します。
海外FX業者のMT5は初心者でも使いやすいですか?
海外FX業者のMT5には、初心者でも使いやすい点と難しい点があります。
それぞれの特徴は以下のとおりです。
- チャートやツールの配置がわかりやすく設計されてる
- 多数のインジケーターや描画ツールが標準搭載されており、テクニカル分析が行いやすい
- デスクトップ、モバイル、ウェブブラウザなどさまざまな環境で利用できる
- ネット上でMT5の使い方に関する情報が豊富に提供されている
- MT4以上に機能が多いため初心者は戸惑ってしまう
- 高度な設定オプションがあり、初心者には調整が難しい
- EAやカスタムインジケーターの作成にMQL5言語の知識が必要になる
MT5は、PCやスマホなどさまざなプラットフォームに対応しており、直観的に操作できるため、初心者でも使いやすいです。
ただし、MT4以上にツールが高性能でインジケーターや描写ツールが多すぎるため、初心者にとっては使いこなすまでに時間がかかります。
FX取引が初心者の場合は、デモ口座でMT5の操作感に慣れてから、実際の取引を行いましょう。
MT5の具体的な使い方は「MT5の使い方完全ガイド!初心者からプロまで使える便利機能」で詳しく解説しています。
MT5対応の海外FX業者は安全ですか?
MT5対応の海外FX業者には、安全な業者・危険な業者どちらも存在します。
MT5対応の海外FX業者の安全性については、以下のポイントを確認して判断しましょう。
- 金融ライセンスの取得状況
- 資金の分別管理
- 信託保全の実施
- 出金の円滑さ
- 透明性
- 評判やユーザーの口コミ
- 補償制度
海外FX業者のホームページはもちろん、SNSや掲示板などで実際に利用しているユーザーの声を調べてから利用するとよいでしょう。
安全性の高い業者であれば、情報を集めやすいです。
海外FX業者のMT5でスキャルピングは可能ですか?
海外FX業者のMT5はMT4以上に処理性能が高いため、スキャルピングのような短期間の売買にも対応しています。
ただし、スキャルピング取引は、海外FX業者によっては禁止している業者もあるため、利用前に確認しておきましょう。
スキャルピングを禁止している業者で行うと、口座の凍結や利益の没収などのペナルティを課される可能性もあるので要注意です。
海外FX業者のMT5デモ口座は誰でも利用できますか?
海外FX業者のMT5デモ口座は基本的には、誰でも利用できます。
ただし、具体的な利用条件はブローカーによって異なる場合があるため、利用を検討しているブローカーの規約を確認しましょう。
まとめ
MT5(MetaTrader 5)は、MT4の後継として2010年にリリースされた高性能な取引プラットフォームです。
多数のインジケーターや描写ツール、表示できる時間足も多いため、MT4以上に詳細なチャート分析が可能できます。
ただし、MT5は提供している海外FX業者によっても取引できる条件が異なるため、業者を選択する際は、以下の点に注目しましょう。
- スプレッドと取引手数料
- レバレッジと証拠金維持率
- ボーナスキャンペーンの内容
- 日本語サポートの充実度
海外FX業者ごとの比較だけでなく口座タイプも比較しておくと、より自分の取引スタイルにあった海外FX業者を選択できます。
なお、MT5を初めて利用する場合は、機能が多いためデモ口座を利用して使用感に慣れるのがおすすめです。
MT4からMT5に乗り換える場合も同様に、実際の取引に移る前に操作感を確かめておくのがよいでしょう。
MT5を使いこなせば、裁量取引だけでなく、自動取引(EA)で利益を出すチャンスが増えるので、利用を検討してみてください。
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